プレゼンを助けるスライドの作成方法

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プレゼンをするときに気をつけることということで記事を書いています。

この前(もう1ヶ月半も前・・・)にもプレゼンに関する記事を書きましたので、併せて参考にしていただければと思います。

学会などで「良い」プレゼンをするために気をつけること

さて、本題です。
プレゼンをする上で、スライドは発表者を助ける必須のツールです。
近年は専門分野も細分化しているので、内容を理解させるためにはある程度スライドを作り込む必要が出てきます。

このとき気をつけるべきは

  • なるべく聴衆の負担にならないようにすること
  • メッセージを明確にすること

だと思っています。

この記事では、ではそのためにどうすればいいか?を考えていきます。
前半ではプレゼンの構成の練り方のコツを紹介し、その後、実際にスライドを作り始めるときに気をつけることについて考えてみます。

スライド作成時に考えるべきこと:つかみの重要性

良いプレゼンいうのはなにか、一番は「つかみ」が重要となると考えています。

聴衆の気持ちで考えてみましょう。プレゼンを聴くときにどのようなことを考えるでしょうか。
おおよそ以下のような感じではないでしょうか。

  • 聴衆はこの発表が自分にとって興味のあることか?
  • 聴く価値のあるプレゼンなのか?

1つ目は聴きたいテーマではないこともあるので、発表者が同行できる問題ではありません。このような方を引き込める研究ができればまた違うかもしれませんが、そうそうできることではありません。

しかし、2つ目の項目に関してはある程度テクニックを磨くことによって回避することができます。
「聴く価値」と書くと大仰ですが、一番はプレゼンの内容についていくことができず、
「なんでこの人はこの話をしているのか?」の必然性がわからなくなってしまうからです。そうなると「これ以上聴いてもわからない」となって離脱してしまいます。

決して話の内容が難しすぎてついていけないからではないはずです。
説明の方法が聴く人に寄り添えていないのです。

ではどのようにするのがいいのかについて、私の考えを次から述べます。

わかりやすい発表にするスライドづくり:構成編

スライドを作り始めるときは、はじめに構成を作って話を整理します。
そのときに意識すべき点をいくつか挙げます。

発表の問題設定をしっかりと示す

やはり、この研究において、問題点と考えているのはこの点です。というのをしっかりと示すことです。イントロも仮説も実験手法もこの問題点をもとに構築するものです。

一方で聴衆から見ると、何を疑問として聞けばいいのかや、どういう問題に発表者が取り組もうとしているのか、って言うのがわかると、話の内容に軸ができます。あとはその軸に肉付けをするように論理を展開していけば良いのです。

逆の場合を考えてみましょう。問題設定がわからない場合、「この人は何を明らかにしようとしているのか?」と思いながら話を聴きます。そのままプレゼンは進んでいきます。

たとえ、後から問題設定がわかったとしても、その前の発表内容は注意して聴けていませんので、ほとんど記憶には残っていません。もう後の祭りです。

そうするとそのプレゼンの印象は「よくわからない」となってしまいます。

どうやって明らかにしたのかを論理建てて説明する

問題設定がしっかりしてると、聴衆は「あーこの人はこのことを明らかにしたいんだな」っていうのを理解することができます。

以降はその内容に沿って話しを聴けばいいので、流れがわかりやすくなります。
問題設定が分かるとワーキングメモリを使う範囲が少なくなり、その後の内容を頭に入れる余裕ができます。

示すデータの一貫性を保つ

データの一貫性と言葉で書いてしまえば、簡単な話ですが、実際にやるのは難しいです。
たとえば、「美味しいショートケーキの作り方」という題でプレゼンをするとしましょう。

途中、上に乗せるいちごについて話すところに来ました。このときにとちおとめはこんな特徴のあるいちご、あまおうは・・・というようにいちごの品種の違いを説明されたら、聴衆はどう思うでしょうか?

もちろん、美味しいショートケーキにはいちごの品種にもこだわるのは重要です。
しかし、今回のプレゼンにいちごの品種の違いはちょっと脇道にそれる感じがしないでしょうか。
反対に、そこが重要ならばプレゼンテーマは「ショートケーキにおけるいちごの品種比較」にすべきです。

そのため、今回のテーマでは以下のいずれかの方法により、「この品種を選びました」とサラッと言うくらいでいいと思います。

  • いちごの代表的な品種における特徴を表で簡単に示す。
  • 今回のプレゼンで使用するいちごの特徴について調べた過去の文献を参照

これについてはなかなか自分では気づけないものです。
自分の中では論理性がある!と思っていても、他の人が見るとつっかかりに気づくことができるのです。なので、他人にフィードバックをもらい、ブラッシュアップするしかありません。

スライド作成のコツ

ここまでは、構成の練り方について書きましたが、次は実際にスライドを作成するときに気をつけてほしいことを書きます。
いくら構成が良く練れたとしても、その内容を表現できなければ魅力が伝わりません。

構成をしっかりとスライドに反映させるためにどうすればいいかを3点ほど挙げます。

字ばっかりにしない

びっしりと文字で埋まっているスライドを見たことがあるでしょうか。確かに絵を使ってスライドを作るのは大変ですが、そのようなスライドはプレゼンの助けにはならず、むしろ足を引っ張ってしまいかねません。

ぱっと見ても内容がわかりにくいため、聴衆は聴くためにすごくエネルギーを使います。
エネルギーを割いてくれるのであればいいのですが、耳を閉ざしてしまう人もいるでしょう。

そもそもスライドの文字を読むことに集中してしまうので、せっかくのあなたの話が耳に入らなくなってしまいます。

話だけでは伝えにくいことは必ず絵などで表現し、聴衆に理解しやすいように心がけてみてください。

持っているデータ・話をすべて入れる必要はない

まだ発表に慣れていない人によく見られますが、あれもこれもと詰め込んで発表してしまうのも考えものです。

プレゼンの目的がブレないのであれば、実験データは取捨選択をしてもいいと思っています。
すべてのデータを使って発表を行わなければならないことはありません。

たとえば、測定で得た値について、表にまとめて示すのではだめなのか?など、プレゼンテーマとの関連度を加味してデータの見せ方を変えるのが有効な場合もあります。

先程のショートケーキの作り方だったら、いちごの品種比較のデータも取っていたとしてもどこまで乗せる必要があるか?を考えてみましょう。

生データに関しては、質疑等で必要になることもありますので、補助スライドに入れましょう。

1スライド1メッセージ

発表時間が限られているプレゼンで伝えたいことを盛り込む必要があるので、つい言いたいことをたくさん詰め込みたくなります。

しかし聴衆のワーキングメモリは有限かつ思っているよりも少ないです。
あなたは研究に長く関わっているので、内容をよく理解し記憶している一方で、聴衆は初めてあなたの話を聴く場合も多いです。
自分が思っているよりも聴衆は話をすんなり理解してはくれないと考えていいです。

ですので、欲張りすぎず、1スライドには1つのメッセージのみ。これを意識しましょう。
そして、各スライドには結論を示し、1つずつ段階的に説明していくのがいいように思います。

そんなにゆっくり喋って大丈夫か?というくらいで、初めて研究内容を聴く人たちに対してはちょうどいいのです。

最後に:プレゼンで研究の幅を広げる

ほかにも資料の見せ方やフォントなど、プレゼンには細かいテクニックがたくさんあります。
しかし、まずはデータの示し方をしっかりと組み立てるところが重要です。

細かいテクニックに関しては、すぐに直すことができるので最初はこだわらなくて結構です。
やっていると、「こうしたほうが見やすいかも?」などと考えることができるようになってきますし、教授や先輩から見てもらううちに指摘してもらえます。そうして直していけばいいと思います。

研究内容を相手に理解してもらい、質問や意見などを交わすことができれば、研究はまた一段と楽しくなります。
この記事が少しでも参考になったら幸いです。

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公開日:2019年2月10日