無機化学ノート

異核二原子分子の分子軌道(1):フッ化水素を例に

等核二原子分子については既に触れた。今回は分子を構成する原子が異なる元素の場合である。当然、元素が異なれば、持っている原子軌道やエネルギーが異なる。今回は、異核二原子分子の分子軌道がどの様になるのかを、2記事に分けて見ていく。等核との違いは、各原子軌道の寄与が等しくならない点である。
2018.09.17
無機化学ノート

等核二原子分子の分子軌道:第2周期の元素を例に

分子軌道を用いて、等核二原子分子の電子配置について考えてみる。もちろん、結合の本数なら原子価結合理論でも考えられる。しかし、分子軌道を使えば、分子の性質をより深く考察することができる。たとえば、酸素分子O2は常磁性を示すことが知られる。なぜ常磁性を示すのかは、分子軌道理論を使用する必要がある。
2018.09.17
大学院生活

文献紹介(ジャーナルクラブ)への取り組み方

研究室の中では、持ち回りで文献紹介(ジャーナルクラブ)が行われるところも多いだろう。とはいえ、自己流で取り組んでいる人も多いのではないだろうか。もし、研究室で具体的な指針が示されているなら、それに従ってもらえればいい。そのような指針がなく、なんとなくやっているようなら参考にしてもらいたい。
2018.06.06
無機化学ノート

原子軌道の拡張:分子軌道理論の基本

本来原子軌道の考え方を分子にも拡張することができる。これが分子軌道理論である。分子軌道理論を考えると、分子を形成すると安定なのかを理解することができる。今回は分子軌道の考え方について紹介し、例によって簡単な分子について分子軌道を作ってみる。
2018.09.17
無機化学ノート

共有結合の種類と混成軌道:昇位と混成

化学結合では電子の動きが重要である。イオン結合では電子が出入りすることで電荷ができた。共有結合は文字通り、結合する2原子間の電子の共有である。結合を見るときに注目すべきは、軌道の形である。ここでは原子同士の結合と、分子の形を決める元となる理論について触れていく。
2018.09.17
無機化学ノート

化学結合の種類:概論

原子は他の原子と結合することで分子を作っている。この化学結合について、どのような種類があるのかについて見ていく。結合を知ると、水溶性や結合の強さなどといった化学的性質の理解につながる。イオン結合:陽イオンと陰イオンの静電的な結合 共有結合:文字通り、二原子間で電子を共有 配位結合:共有結合の特別なケース
2018.09.17
無機化学ノート

電子対の数から考える分子の形:VSEPRモデル

水などの簡単な分子に関しては、分子の形は折れ線型と覚えている人も多いだろう。しかし、多くの分子は分子式を見ただけでは、形を推測することはできない。分子の形を決める要因となる価電子から、分子の構造を簡単に推定することのできるモデルがVSEPRモデルである。
2018.09.17
無機化学ノート

核と電子の綱引き:原子半径とイオン化エネルギーの傾向

有効核電荷は、電子を引きつける強さに関連するパラメータである。この有効核電荷と電子の引っ張り合いがわかるパラメータとして原子半径とイオン化エネルギーがある。まずこれら定義や周期表内での傾向について紹介していく。
2018.09.17
大学院生活

研究を進める原動力:ラボミーティングへの心構え

研究室に入ると、定期的にミーティングをする機会があるかと思います。ただ時間が設けられているだけの場合はただ何となくやってしまっている人もいるのではないでしょうか。工夫次第では短時間で効率良いミーティングにできると考えます。
2018.05.24
無機化学ノート

多電子原子の電子配置(2):dブロック元素

前回から多電子原子の電子配置について見ている。第2周期までの元素についてまでしか取り上げていなかった。これは第3周期(3p軌道が閉殻になる)までは同じように説明できる。 問題は第4周期からになる。ここから少しふるまいが違ってくる。
2018.09.17